ラストゴール
今日は待ちに待った球技大会!!
運動するのは苦手な私だけど、
がんばってる人を見るのは大好き!
だから、球技大会は大好き!!
この日は、あの人が大活躍だから・・・・・////
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「走れ走れっ!速攻だ!!」
今は男子のバスケの試合。
声を張り上げて頑張っているのは
同じクラスの
『黒羽くん。』
黒羽くんはテニス部なんだけど、
所属している部活と同じ種目には
出られないから
バスケットに出てる。
黒羽くんは
腕がすごーく長くて
元々バスケットに
向いていたのかも知れない。
元バスケ部の人と同じくらい
あるいはそれ以上
強くて上手。
特に、遠くから打つ3Pシュートは
滅多に外さない。
その3Pシュートの時のフォームは
見惚れてしまうくらい
キレイ。
黒羽くんの腕から
リングまで
虹がかかるみたいに
キレイ。
いつもはただ見惚れてるだけなんだけど
今日はちょっと状況が違う。
私の頭は、
この試合の前に
黒羽くんに言われた言葉が
離れない。
「おい、。」
「な、何?黒羽くん・・・////?」
「そんな緊張すんなって(笑)別に、とって食いやしねーよ。」
「あ、ごめん・・・////」
「まあいいけどよ。でさ、俺さ、次の試合に出るんだけどよー。」
「うん・・・そうだね・・・////が、がんばってね!!」
「おう!・・・それでさ、もし俺が次の試合で3Pシュートを5本決めたら・・・・」
「?決めたら・・・?」
「俺と付き合ってくれねーか?」
「!!!!/////」
「かっかっか!顔真っ赤だぜ?」
「だ、だって・・・!!!////」
「おっ、もう試合始まんな。・・・・それじゃ、考えといてくれよな!」
・・・・駄目だ・・・思い出すだけでも恥ずかしい・・・////
私も黒羽くんがずっと好きだった。
だから、黒羽くんの告白はすごくうれしい・・・。
「っしゃあーっ!!!!」
わぁぁぁぁぁ!!!
黒羽くんの声と観客の声援で
私は意識を試合に戻した。
そこには、ガッツポーズで喜ぶ黒羽くんがいた。
「ねえねえ・・・今何があったの??」
私は近くにいた友達に聞いてみた。
「バネさんが3Pいれたんだよっ!!すごいよねっ!!これで4本目だよっ!!」
「えっ!!4本・・・っ///!?」
「うん、そう!!すごいよね!!バネさん今日はなんかいつもとオーラが違うって感じで!!」
いつもとオーラが違うってったって・・・・
そ、そんなっ///
私はなんだか恥ずかしくなって
友達に返事もしないで俯いてしまった。
そんな私を気にすることもなく
友達はさらに言葉を続けた。
「あっ!!バネさんこっち見てるよ!!」
「えっ!!!!」
不覚にも反射的に顔を上げてしまった。
私の視線の先には
「!!あと一本だぜ?楽しみにしてるからなっ!!」
ギャラリーにいる私に聞こえるくらい大きな声で話す黒羽くん。
その時見せた顔は嬉しそうに、何かワクワクしてるような笑顔で。
黒羽くんに惚れ直してしまった。
その後、私は友達にイロイロと聞かれ、ヘロヘロになり、
黒羽くんは約束の5本におまけがつくほど3Pシュートを決め、見事優勝。
そして、晴れて私は黒羽くんと付き合うことになりました・・・////
FIN
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パソコンの整理をしていると過去に書いたものがでてくるものですよね〜・・・(しみじみ)
バネさんの腕が大好きなkussでした。
夢じゃないかも、ごめんなさい。(泣)