悩んだすえに・・・
ある日の晩、は悩んでいた。
「うーん・・・明後日はクロトの誕生日・・何をあげよう・・・・」
クロト・ブエル。
彼の誕生日プレゼントを買うにあたって
何にするか、で。
本来、
生体CPUであって
誕生日や、その他の事がまったくわからないというクロト達だったが、
『そんなの寂しいっ!!』
とが言い張り、
オルガは7月9日。
シャニは8月2日。
そしてクロトは
2日後の9月6日という事になった。
シャニ、オルガには
彼らの好きなCD・本をプレゼントした。
それならば、クロトにはゲームをあげれば良い、と思うだろうが
は既にプレゼント用のゲームは購入済であった。
それなのにが今、何故必死にクロトへの誕生日プレゼントを悩んでいる理由は、
『クロトに対するの感情。』
はクロトの事を
《一人の男》
として好きだった。
だから、他の二人と同じ様なモノだけじゃなく、もう一つ、何か特別なモノをプレゼントしたかったのだ。
そうして今この状態がある。
「クロト、ゲーム以外に何が好きなんだろ……」
「意外と子供っぽいんだよね。」
悶々とクロトの好きなものを考える。
「……確か甘いモノが好きだって言ってたような……」
「甘い…モノ…」
【甘いもの】というキーワードがの頭に引っかかった
「・・・そうだ・・!!」
2日後。
「クロト〜」
「あ、じゃん♪こんなところで何してんの?」
「えっと・・・・その・・〜〜〜っ・・はいっ!!」
トンッ
はクロトの胸に可愛く装飾してある袋を押し付けた。
「それじゃっ!!」
そして、50m走でもしてる様な速さで逃げて行った。
「え?え??ー???」
残されたクロトは状況を把握できてなく、
の後ろ姿と手にある袋とを交互に見ていた。
+++++++++++++++
プシューーー…‥・・・
「渡しちゃったぁーーー!!!!!!!!」
クロトのもとから全力ダッシュで自室に戻ったは、
今だに心臓がバクバクしていて、顔が真っ赤だった。
「・・・大丈夫かな・・。クロト、喜んでくれるかな・・。」
ドンドンッ
「!開けて!僕だよ!」
「ク、クロト・・!?」
ギュッ
「!プレゼントありがと!こんなの貰っちゃったら僕もお返ししなきゃね!!」
そう言うとクロトは抱きついたまま
顔を上げて、の目を覗き込むようにして言った。
「僕もの事、大好きだよ。
、僕らのために誕生日作ってくれて、祝ってくれて、ありがとう。
前は、誕生日なんかどーでも良かったんだけど、
祝ってくれる人がいると、誕生日があって良かったって思うよ。」
「クロト・・・///」
「でも僕、に直接言ってほしいな♪」
「え、何を・・?」
「これに書いてくれた事vV」
「あ、・・その、誕生日・・おめでとう!!」
「それもだけど、僕としてはもう一つの方が聞きたいんだけどな〜」
ここ、という様に手紙を指す
その場所を目で追って
は顔を真っ赤にした。
【クロトへ。
お誕生日おめでとう♪
って言っても私が勝手に決めちゃったんだけどね(^_^;)
えっと、プレゼントは
クロトの好きなゲームだよ。
あと、クッキー作ったから食べて♪まずかったらこっそり捨てて♪
P.S
手紙でいうのも恥ずかしいけど
クロト、前からずーーっと好きです。
From 】
「大好きです…///」
「ありがと。これからも僕の傍にいてよね?」
fin...
+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
・・・。
?
ごめんなさい。
よくわからない話になってしまいました。
スランプってやつですね。
空からの声(スランプって言うのは元は素晴らしい文才のある人のみが使えます。決してkussが使っていい言葉ではない。)
・・・はは。
昔書いたものが出てきました・・・。