不意打ち
「えー、今日もバサラのヤツは遅刻だが、みんな楽しんでってくれよな!!」
わーーーーっ
「じゃあ一曲目、MY FRIENDSいっきまーすv」
わーーーーーーーーーーーーーーっ
今日はファイヤーボンバーのライヴ。
バサラさんに惚れてしまっている私はもちろん
あの歌声を聴くためにやってきた。
けど、バサラさんは遅刻で・・。
早く来ないかなー、と何気なく空を見上げた。
「ふぇっ!!!!?」
なにげなーーく空を見上げた先には、
ヘリコプターから飛び降りて、パラシュートで会場に降りようと
している人がいた。
「あぁっ!!!!」
そして、その人は良く見ると
「・・・・バサラさん・・」
大好きな人でした。
周りをキョロキョロと見渡してみたけれど
バサラさんに気付いているのは私だけみたいで
なんだか少し嬉しくなった。
ミレーヌさんの歌そっちのけで
ジーッとバサラを見ていた。
ぱちっ
すると、目が合ってしまった。
その瞬間バサラさんは白い歯を出して
ニッと笑った。
恥ずかしくて、嬉しくて
どうすればいいかわからなくて
私はそのまま目線を動かせずにいた。
そうこうしている間に時間は流れ、
バサラさんはステージに降り立った。
わっ・・・と会場は盛り上がって、
私は少し寂しくなった。
けれど、その気持ちは、
「待たせたなっ!!それじゃ一曲目!!
… !!
お前に捧げるぜっ!!
突撃ラブハートッ!!!!」
バサラさんが歌う前に言ったこの台詞で
私の心から消えていった。
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バサラさんはずっと気になってたんですよ。さんのことがっ!!(焦)
主人公のイメージは花束の少女強化版で。
つか、古臭い台詞・・・。
いやいやそんな事は・・・・(笑)